湘南医療福祉専門学校

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深澤先生のブログを更新しました

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新年度が始まりました。新入学の皆さん、ご入学おめでとうございます。ここから皆さんの「東洋医学への道」が始まります。何度も新年度を迎えても、なんとなく気持が高ぶります。
私自身も湘南医療福祉専門学校さんとの関わりを持たせていただいて以来11回目の新年度を迎えます。

「さあ、新年度も張り切っていきましょう!」と、一人で盛り上がってます・・・

今回からのテーマは、昨年度同様「東洋医学とスポーツの関わり」ということがメインテーマではありますが、私が経験してきたことを省みると「スポーツ」という色の方が濃いので、開き直って「スポーツ」の部分がメインであり、そこに「東洋医学」というものが加わっているとお考え下さい!

そして表題を「Think Blue」にしました。どんな意味か?というと「Think Blue」自体は、私が在籍していた「ロサンゼルス・ドジャースを想って応援しよう」というチームキャンペーンから始まり、ファンの人たちに広がっていった「合言葉」的な意味合いがあります。

もちろん個々の解釈の違いはありますから、どのように考えても良いのでしょう。
ですから私はスタッフとしてもドジャースというチームを愛し、ドジャースのために出来ることを最大限に考え、行動に移そうと考えました。

私が自分のスキルを駆使してできることは「選手達のコンディションを整える」ことだけです。
そして、内容としては「鍼灸、スポーツマッサージ」という手技を用いて行うメンテナンスが主な業務であり、その他現場で必要になる「ファストエイド」「ストレッチング」「テーピング」「エクササイズ」や選手達との会話で「メンタル面」のサポートをすることです。

しかし、これらのスキルを用いて業務にあたるにも「選手たちからの信頼」が無くては成り立ちません。
「俺ははり治療が上手いんだよ」とか「俺がマッサージすれば活躍できるよ」と言うような一方的な押し付けの仕事とか自己満足的な仕事をするようだと、一切の信頼は得られなかったでしょう。

自信を持って仕事することは重要ですが「自信」と「過信」は違います。
毎日選手たちと接しプレーしなくても選手たちと一緒に戦っている気持を持つこと、選手たちがケガをせず良いプレーをしてくれること、選手たちが活躍して試合に勝つためにできることは何でも笑顔で元気よく率先して行動することが大切です。こういう想いが私にとっての「Think Blue」なのです。

チームで働くスタッフには、色々な業務があります。
我々トレーナーや技術職につく人だけでなく、選手達のお世話をするクラブハウススタッフ、戦略や選手のプレーを手助けするビデオ係、シーズンのスケジュールを効率良く効果的に進めていくためのマネジメントスタッフ等など、それぞれプロフェッショナルな人たちが皆「勝って欲しい」という願いを持って、努力しています。

こういう人たちの想いが一つになった時に、本当に強いチームが出来上がるのだと思います。決して選手達の能力だけで勝てるわけではないのです。
だから皆で戦っているんだという意識が強くなりますし、そう思うから辛く苦しいシーズンを戦い抜くことができるのです。

これは、アスリートやチームだけに限ったことではありません。
治療院に来てくれる患者様たちに対してでも同様であり、患者様を想う気持ちが強くあればあるほど改善の手助けになるはずです。

先にも書いたように、自分に奢りのある治療院には患者様は足を運んでくれません。
一歩一歩地道ですが、患者様のために本気で努力できる施術者が居て、一緒に想いを持って進んでくれる治療院に患者様は集まります。

知識や技術を身に付けておくことは当然であり、そこから始まりますが「もっと大切なことは、どれだけ他人を本気で想いやれるか?」だと私は思います。
最近の傾向として、専門課程をクリアしてライセンスを取得し技術も知識も得ているから施術にあたれると考える若者が非常に増えていると感じています。

「やる気」は買いますが、もっと心構えを身に付けるべきです。
他人様の身体を診させてもらう怖さを理解し、患者様の想いを汲みとり実践することができれば、素晴らしい施術者になるでしょう。
そしてそういう人は人間的にも信頼の置ける人になるのです。

これが今現在の私の「Think Blue」です!

さあ皆さん、この世界に足を踏み入れたからには「心構え」を大切にして努力し続けてください。
それができれば誰からも愛される施術者になることができますよ!
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