アスレティックトレーナー科が戸塚ふれあい区民祭に参加しました!

2007年11月11日 12:45日

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11月3日毎年恒例の戸塚ふれあい区民祭が戸塚区の東戸塚小学校で行われ、湘南医療福祉専門学校の代表として、アスレティックトレーナー科の1年生が参加しました。

トレーナー活動というよりは、一般の方に運動の楽しさ、大切さを知ってもらう事を目的として、ストレッチングやバランスボール、ストレッチポールなどを使用した運動指導の体験型ブースを設置しました。

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今回の区民祭は、ゴミ減量の啓蒙活動も行われ、当校のブースでも、いかにゴミを出さずに運営できるかを考えながらの活動になりました。会場自体も、大変にぎやかで、1000人以上の来場者数を記録したそうです。湘南医療福祉専門学校のブースにも、179名の方に利用していただき、とても充実した体験ができたようです。

では、アスレティックトレーナー科1年の大木真紀子さんと井手邦彦さんに感想を聞いてみましょう!

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アスレティックトレーナー科1年 大木 真紀子 さん

今回このような行事に私たち学生を参加させて頂きありがとうございました。今回私たちはブースでパートナーストレッチ、ストレッチポール、バランスボール、簡単な体力測定を行いましたが、最終的に一番行った件数が多かったのは、バランスボールであったと思います。知名度が高いこと、そして想像以上に親子・子供での来場者が多く、その2つの世代に多く利用していただきました。
子供たちに指導したものはバランスボールでのエクササイズ、といえるようなものではありませんでしたがほとんどの時間何人もの子供たちが楽しんで行えて、周りから見ていてとても良い雰囲気のもとと行えました。
私は体力測定をやらせていただきましたが、今回それを選んだ理由の一つに女性の体脂肪率等は女性が行うべきであろう、という考えがありました。結果体力測定のブースには大人、男性から女性関係なく幅広く行うことができたのですが、体脂肪率測定に抵抗を持つ女性が多く見られました。勧誘の際体脂肪率測定、という言葉を聞いて拒否される方、測定したけれど少し抵抗があるように見られた方、様々でした。私も抵抗を持つ気持ちはとてもわかりますが、そのほとんどが子供を持つお母さん世代の方々で、これからの体の変化を考え少しでもこういった検査にご自分の興味を持って頂きたい。という気持ちでした。

私は将来、プロスポーツの世界よりも地域、子供、高齢者、学校、健康といったキーワードの元で働きたいと考えています。その上で今回は自分の将来につなげて考えやすいよい経験となりました。運動を嫌いな人々をどう少なくするか、どう自分の体について興味を持っていただくか、高齢者の方々にスポーツを行ういとどう変わるのか、学校教育の中で「体育」は今どうなっているのか。実際今回小学生の子供に握力、背筋力測定を学校で行ったか尋ねると、やったことがない、という答えを何度か聞きました。地域差もあるとおもいますが、今の教育についてほんの少しでも知れた瞬間でした。
今回の実習で、私たちの活動としては、全員で地域貢献のお手伝いができたのでは、と思うことができる結果でした。
しかし今まで実習に係わってきた方々とは違うタイプの方々と関われ、今まで見えなかったことも見え、新しく自問に思うことも沢山生まれました。

このような場を設けていただき、ありがとうございました。

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アスレティックトレーナー科1年 井手 邦彦 さん

今回の自分のテーマとして、挙げていた事は、「“ありがとう”という言葉を一人でも良いからかけてもらう」ということでした。ただ単に見返りを求める当意味ではなく、自分の出せるパフォーマンスを最大限に発揮し、その結果に“ありがとう”という言葉がついてくるぐらい良いパフォーマンスを出すことが目的でした。しかし、今回の実習では、パフォーマンスの良し悪しではなく、どれだけ相手に一生懸命に仕事ができるかで結果が変わってくることを実感させられました。
自分が対応した方の年齢層を振り返ってみると、お祭ということもあり、お年寄りが一番多く、その次に小学生以下の子供の割合が多かったように思えます。お年寄りには身体が衰えていると思っていたので、自分の体を支え代わりにできるようにしたり、腕を持ってあげてサポートできるよう配慮しました。また子供には、ボールで楽しめ、かつ安全に行えるように1対1で対応することを心がけていました。今考えてみると、リスクの面は配慮していたが、楽しさといった面で考えると、少しかけていた部分があったんじゃないかと考えます。
自分の対応はどうだったのか、楽しかったのか、安全性の面で怖くはなかったか、それを一人一人もっと詳しく聞くことで、改善すべきポイントも明確になったと思います。それを聞き出すことができなかったところが今回のミスであり、聞きだすためにもっとコミュニケーション能力だけでなく、話しやすいような環境を作ることも必要だと思いました。

今回の実習では、テーマであった「“ありがとう”という言葉をかけてもらう」ことは達成することができました。良いパフォーマンスだけではなく、相手のために一生懸命仕事をすることがパフォーマンス以上に必要なことであると思い知らされました。今度は、子供が両親に言わされた“ありがとう”ではなく、子供が心の底から思って言った“ありがとう”の声をかけてもらえるように努力したいです。

このような貴重な体験ができる機会を作っていただき、ありがとうございました。

広報室
湘南医療福祉専門学校