Trainer’s eye 第2回

2008年05月15日 13:13日

新入生の皆さんが入学してからもう1ヶ月が過ぎてしまいました。本当に早いですよね!そうなんです、時間はどんどん過ぎて行ってしまうものです。ですから、皆さんも1日1日を大切にして行きましょう!

前回のお話では、野球というスポーツの中で特に「投手のピッチングフォーム」から考えられる状態・故障・ケアという点についてお話しました。今回はやはり「投手」とくれば「野手」ということで(結局はただの野球好きということです)、打者のバッティングフォームから考えられることのお話をしてみようと思います。

打者とは、投手が投げてくるボール(時速130km~160km)を約900g~1kgのバットを使って打ち返す人のことです。

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この打者の特性を考えた場合、主にどこの筋肉の働きが強く、どのようなケガが多くみられるのか?ということを意識してチェックして行きます。大きな範囲で見た場合、下肢のパワーを腰部・上半身・上肢という順番に連動させていくことでボールを捉え、打ち返します。

下肢では主に膝関節周囲やハムストリングにかかるストレスが強くなります。これは、体重の移動やボールを捉えるためのタイミングの取り方などを、膝関節で調節するからです。そしてハムストリングのパワーでボールを飛ばす力に変えていきます。

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次に、下肢から伝わってきたパワーを腰部・臀部で「タメ」を作りながら回転とパワーを作りだしていきます。腰部という部分では、腹筋群(腹斜筋などを含む)の捻りとパワーが重要になり、ハムストリングのパワーを引き出すのが臀部の役目になるわけです。

そして身体の軸を支点として、上半身の捻りから上肢にパワーを伝達していき、そのパワーをコントロールしながらボールを捉えます。またボールを捉える頃から背筋群とそれまで溜めていた臀部・ハムストリングのパワーを上肢(肘関節の伸展と手関節の回旋など)に連動させて捉えたボールを運びます。

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大雑把ですが、これが打つことのメカニズムになります。(野球の技術的な部分では、使い方・表現の違いがあると思いますのでご理解下さい)

こう考えると、ケガ・故障が起きやすい部分は「腰部」「下肢」といったところでしょう。また、ボールの捉え方やバットの使い方によっては肘関節や手関節を傷めることもあります。他にもアクシデント的なことを考えると「死球」「自打球」といった打撲傷などが挙げられますが、今回は動きの中で起きることを考えたいので省かせていただきます。

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つまり、トレーナーの目線からは練習中・試合中ともに注意が必要になってくることは、打者の膝の動き(使い方)腰の回転、背筋の使い方、ハムストリングスの使われ方ということになってきます。

これらのことを踏まえて考えてみると、選手のコンディションによって差はありますが、比較的バッティング中に起きやすいケガは「ハムストリングの損傷」や「腰痛」といったところが主なところでしょう。だからこそ、トレーナーはこのようなケガを未然に防ぐために下肢・腰背部のストレッチングやマッサージなどを入念に行うわけです。

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他にも色々とやらなくてはならないことが沢山ありますが、先ずは選手がケガをしないようにするために最低限施しておかなくてはならないことをしっかりとできるようにしておきましょう。

これからもどんなスポーツにおいても、選手の動きに注目してトレーナー的な眼から見てその選手のコンディションを予想したり、ケガを見抜いたりするトレーニングを行ってみて下さい。そうすると、テレビ観戦でもまた違った楽しみが味わえると思います。

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広報室
湘南医療福祉専門学校