
2008年09月16日 10:14日
9月に入ったというのにまだまだ湿度の高い暑さが続いています。それでも少しずつ秋の陽気になってきていることは感じられますね。暑いのは辛いけど、夏の暑さが大好きな私としては「甲子園大会」が終わると夏の終わりを告げられたようで、とても寂しい気持ちにさせられてしまいます。
そんな寂しさを吹き飛ばすように「北京オリンピック」が開催されたものの、野球という競技がメダルを獲得できず、さらに寂しい終わりを告げられてしまい私の気持ちもどん底です・・・
そんなわけで、今回は私の勝手な見解による勝手な「北京オリンピック・野球競技」の総評をしてみたいと思います。あくまでも、私の勝手な話ですからあまり真剣に考えないで下いね!(一応話の中にはトレーナー的な考えを入れたいと思っていますが、熱くなり過ぎて横道にそれたらごめんなさい・・・)
今回の大会で改めて感じたことは「短期決戦の難しさ」ということです。私はトレーナーですから直接的にゲームには係れませんが、私自身ヤクルト時代に経験した日本シリーズやドジャース時代に経験したプレーオフでも、この短期決戦の難しさをトレーナー的に感じてきました。
もちろん我々の仕事としては「選手の体調面の管理」ということで如何に短期決戦に備えるか?ということが最大のテーマになります。そして、戦術面ではコーチングスタッフ以下選手・スコアラーなどの様々なスタッフが対応に追われるわけです。これらの仕事がお互いに協調し合い機能して初めて勝利へと導かれるということになります。
今回の北京では、この部分がうまくかみ合わなかったということが敗因のひとつに挙げられるのではないでしょうか。戦術面には口を出さないのがトレーナーですから、星野監督の采配うんぬんには触れません。ただあえて言うなら、星野監督は義理人情に厚い人だったことが敗戦に大きく関係しているということです。
レベルは違いますが、私がまだ大学の現役プレーヤーの時に「1部2部入れ替え戦」に出場した(私達は2部の優勝校として1部6位のチームと対戦)ことがあります。この時私はリードオフマンとしてチームを引っ張る立場にいましたが、実際にこの試合に勝てた要因としては、普段あまり活躍していない(失礼)選手が2試合続けて大活躍をしてくれたおかげです。
つまり「ラッキーボーイ」の存在が短期決戦において勝利を手にする切り札となるわけです。ヤクルトでの日本一でもこのラッキーボーイが存在しました。もちろんシーズン中から活躍している選手がここでも活躍する可能性もあるのですが、大抵の場合シーズンとシリーズでは違う選手が活躍することが多く見られます。こまかく説明すると長くなってしまうので控えますが、ドジャースがプレーオフで勝てなかった敗因も「ラッキーボーイ」を作れなかったことにありました。
理論的な話ではないので理解に苦しむかもしれませんが、実際の勝負の場においては「理論」では考えられない状況が生まれるということです。ただその背景には「根拠」となることもあるのですが・・・
そんな理論では片付けられない状況に追い込まれてしまったのが、先日の北京オリンピック野球競技の結末だと私は確信しています。その他の要因としては「モチベーション」の違いも大いに関わりがあるでしょう。そんな厳しい環境におかれた日本代表チームが他国より優位に立つということは、本当に難しいことです。トレーナーたちも、色々な努力をされたと思います。しかし、今回は残念ながらその努力も報われなかったということになってしまいました。
最後に私の勝手な考えによる提言をひとつ・・・オリンピックでの野球競技が復活する可能性は薄いかもしれませんが、もし開催されるならばやっぱり「オリンピック日本代表はアマチュア野球に携わる人たちで構成されるべき」だと強く訴えたいです。その方が、野球界の底辺拡大にも繋がり他国が持つモチベーションにも十分対抗できるはずですから。
「プロはWBCで、アマチュアはオリンピックで」これが、今後日本野球が発展していくために必要な構図だと思います。今回はトレーナー目線というより「ただの野球好き」のおっさんが勝手に思ったことを書いただけになってしまいましたが、どうしても書いておきたかったのでお許し下さい。それではまた!