Trainer’s eye第10回

2009年03月13日 11:13日

早いもので、2009年がスタートしてはやくも2か月が過ぎてしまいました。昨年末から今年にかけて、嬉しいことですが忙しくなり過ぎてしまいこの原稿もなかなか先に進まない状況に追い込まれてしまいました。

本当に申し訳ありません!今まで制作途中であった原稿も今読み返すと、もうすでに時期外れであったりしたもので・・・もう一度作り直すところから進めさせていただきました。
湘南医療福祉専門学校の関係者の皆様には、大変ご迷惑をかけてしまい改めてお詫び申し上げる次第であります。

ということで、気持ちを切り替えていきましょう!(勝手に開き直っています・・・)

昨年、私は初めて日本のバスケットボールを見に行ってきました。「JBL」のリーグ戦ですが、やはり動きが速いスポーツなので所々に「実際に見ないとわからないこと」が存在していました。

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バスケットボールと言えば、動きがハードであり俊敏であるということが頭に浮かんできます。しかし、一つ一つのプレーにその意味や根拠が存在し無駄な動きを作らないということが実際のゲームで強く感じられたことです。

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ドリブルしながら、相手の動きを読みコート全体の動きを見て、自分がどう動き味方にどう動かさせるか?その連続が試合の流れを作りポイントをゲットしていくことに繋がっている。ターンをすること一つとっても、その動きが計算されたものとしてプレーしているということだと思います。

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そんな、考えながらプレーを連続させていく競技がバスケットボールなのでしょう。だからバスケはエンターテイメントとして、見ている人に興奮と歓喜を与えてくれるスポーツなんだと思います。他にも、大きい体の選手たちがゴール目指し体と体をぶつけ合ってのコンタクトプレーから、ダイナミックなジャンプを見せてくれる。野球ではありえないスピード感溢れるプレーの連続・・・

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見ていて本当に楽しかったです!ただ、トレーナー的に見てしまうと「今のプレーでは故障が起きそうだ!とか、この選手は腰が悪そうだ!」などという私のいつもの職業病も出てしまいますが・・・

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それにしても、スピーディーなターン・ステップの連続からジャンプ。ブロックをするためのカッティングやそれをかわすためのフットワーク・・・単純に足関節、膝関節、腰背部にかかる負担は相当量だと思います。またコンタクトプレーでよく見られるのが、大腿部打撲や手指の脱臼、つき指、骨折・・・

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本当にトレーナー泣かせの競技です!

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まあ、こんな状況を理解した時にバスケットボールプレーヤーに対するコンディショニングはどんなプログラムでアプローチなのか?ということが、理解できてくるのではないでしぃうか。私なりに、感じたこととしては「体幹の強さ」と「ボディバランス」ということを最大のテーマにしてプログラムとアプローチを行うべきだと思いました。

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もちろん、動きから判断して足関節や膝関節周囲の強化も必要ですが、これらの強化を行っていくためには、やはり「コアコンディショニング」とどんな状況でも自分のプレーを継続させるための「ボディバランス」が必要だと思います。

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急激な方向転換の連続と、加速されている中での変化を求められるプレーの数々。これらを自分の考え通りにプレーしていくためには、どんな状況でも対応できる身体バランス能力が重要になるわけで、トレーニングプログラムもバランストレーニングが最も大切になると考えられるからです。

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細かいプログラムは今後紹介していきたいと思いますが、とにかくバスケットボールのようなスポーツにはやはり「コアコンディショニング」が必要なんだなと、改めて感じさせられました。それではまた!

広報室
湘南医療福祉専門学校