2009年04月21日 15:07日
この4月から、今までの「トレーナーへの道」から少しだけアップグレードしたつもりの新企画「トレーナーの現場から」をお届けしたいと思います。
ネーミングが今ひとつですが・・・今回はできるだけ実際のトレーナーの現場においてどのような活動が行われているのかということを紹介していけるようなものにしていきたいと考えています。
練習中のフィールド内でマメの手入れ!迅速に!丁寧に!
ということで、今回のテーマは「応急処置」です!
いわゆる「First-Aid」ですよね。特にトレーナーの資格もトレーナーとしての知識を持ち合わせていなくても、一度くらいは自分で応急処置を経験したことはあるはずです。例えば切り傷・擦り傷に対して消毒して軟膏塗って、バンドエイドを貼って・・・これだけでも立派な応急処置ですからね。
「そんなくだらないこといちいち言うなよ~」と思ったあなた!ちょっと待って下さい!例えどんな内容の応急処置であれ、その時に処置しておいた事で後々良い結果が生まれるということを忘れないで下さい。逆に、「そんなの大したことないからほっといても大丈夫だよ」と過信しているあなた!それが原因で、後で大変なことになるということも忘れないで下さい。
小さな事を探し歩きます!
実際に起きた例として、野球ではバッターがバットスイングでできるマメの手入れを怠って化膿させてしまったということがありました。マメができただけで全て化膿するということではありませんが、この選手はこのまま守備練習などを行い、できたてホヤホヤのマメに土やら泥やらが入り込んでしまったのです。
結果・・・手は腫れ上がりとてもバットが握れるような状態では無くなってしまいました。確かに、日常茶飯事的なマメかもしれませんが、だからこそしっかりと‘手当て‘をしておかないと後で大変なことになるという良い教訓になる出来事でした。
ホームであってもビジターであっても薬品類は常に持ち歩き、整理整頓しておきます。
神経質になることはありません!最低限必要な処置さえしておけば、問題は無いのです。その必要最低限の処置を、できるだけ迅速に・正確に行うということがトレーナーに求められることだと思います。どのようなケガでもその後の処置が素早く正確に行われていれば悪化させることを防げるばかりでなく、少しでも早く現場に復帰させることができることに繋がるわけです。
どんなアクシデントにもすぐ対応!
こんな「小さなこと」に対し、常に目を向けられるトレーナーになって欲しいと思います。ストレングスやアスレティックトレーナーだとしても同様です。体を鍛えるためには心身が健康でなければ良い効果は得られないということを忘れないでくださいね!また、小さなことを忘れると大事になるということは絶対に覚えておいて下さい。
大きなアクシデントこそ冷静沈着に!