トレーナーの現場から 第4回

2009年04月21日 15:11日

近年のスポーツ現場では「水分補給」というものがいかに重要か?ということが考えられるようになってきました。

またまた古い話になってしまいますが、私が野球をプレーしていた時代(20数年前)において練習中、もしくは試合中に「水を飲む」という行為が許されていませんでした。

今考えると何故水分補給をしてはいけなかったのか良くわかりません!とにかく、水分を補給すること・身体を冷やすことが許されなかった時代だったのです。本当に馬鹿げた話ですよね。

今現在、私がトレーナーとして活動する中で、選手たちの体調管理で注意する点としてはいかに良いタイミングで水分補給させるか?明日以降のことを考え、いかにアイシングを効果的に使わせるか?ということです。

fukablog2-4-01.jpg

球場にてドリンクを用意するトレーナー

過去とはまったく逆転の発想です。まあ、それだけスポーツ医学というものが発展してきているということなのでしょう。

そんな、水分補給に関するお話を少し。現在色々なスポーツシーンの中で、ゲーム中に水分を摂取する選手たちの姿を見ることができます。

fukablog2-4-02.jpg

選手は待ち構えています!

では、彼等は一体どんな種類の水分を補給しているのでしょう。チームやスポーツの種類、またスポンサーなどの関係で決まるケースも多いと思います。

一つの例として、私が所属していた「ヤクルト・スワローズ」では「ミネラルウォーター」と「スポーツドリンク(ヤクルト製品)」が主流でした。また二軍では、ミネラルウォーターの代わりに「バイオ茶」を使用しているようです。

ドジャースの場合は「ミネラルウォーター」と「パワーレード(スポーツドリンク)」ということが決められていました。

fukablog2-4-03.jpg

これはシャンパンファイトです!(失礼!)

こんな感じで、大抵は「水」と「スポーツドリンク」を用意することが多いのではないでしょうか。最近ではこの「スポーツドリンク」も、いかに早く吸収させるか?いかに飲みやすく後味が残らないようにするか?というような研究が続けられているようです。

また某製薬会社から発売されている「BCAAドリンク」のように、運動前・運動中・運動後に効率良く摂取することによって、いかに疲労回復を促進させられるか?いかに翌日に疲労を残さないようにさせるか?ということなどを考えて作られているものまであります。

これだけ、沢山の種類のドリンクが出てくると一体何が良いのかわからなくなってしまいます。だからこそ、実際にその成分や内容を色々と比較して自分の行っている運動、また自分がプレーしているチームなどの状況を考え、適していると思われるドリンクを探し出して見て下さい。

fukablog2-4-04.jpg

ドリンクの準備は世界共通です(ドミニカにて)

トレーナーの視点から考え、専門競技や環境・状況など色々な情報の中から適しているドリンクを見つけ出すのもトレーナーの腕の見せ所です。因みに私がヤクルトのトレーナーとして活動していた時には、ヤクルトのドリンク開発のスタッフ達と話し合って試合中のドリンクを造ってもらいました。

私の考えですが、試合中のドリンクは「薄味で飲んだ後の口の中に残る感じが出ないもの」がベストだと考えます。内容に関しては秘密の部分もありますのであまり多くを語れませんが、アミノ酸は必須ということくらいでしょうか。

fukablog2-4-05.jpg

飲み水の大切さを認識しましょう!

さて、皆さんだったらどんなドリンクが良いと思いますか?こんなこと考えるのもトレーナーの楽しみのひとつですよ!さあ、知恵を絞って色々考えてみましょう。きっと素晴らしいアイディアが生まれると思いますから。

広報室
湘南医療福祉専門学校