長崎宏子さんに卒業講演でお話を伺いました!

2010年03月16日 15:51日

3月3日に本校講堂にて、東洋療法科、アスレティックトレーナー科の卒業生を対象に卒業講演が行われました。本年は、水泳平泳ぎ元オリンピック日本代表の長崎宏子さんをお迎えして、アスリートと家族やスタッフとの関わりや支えにとなる人間関係のお話をしていただきました。本校の学生はスポーツに関わる仕事を目指しているものも多く、トップアスリートのお話を聞けることはとても貴重な体験になります。
アスレティックトレーナー科の2年生、鈴木健太さんに感想を伺いました。

今回、長崎宏子先生の講演を聴かせて頂き、アスリートとして世界と戦った方の栄光と苦労を知ることができ、とても有意義な時間となりました。
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その中でも、オリンピックで負けて初めて人に支えられていることに気付き、自分の為ではなく、人の為に泳ぐことを覚えたという言葉がとても印象的でした。レベルが高いアスリートになればなるほど自分の名誉や記録といったものにこだわりを持つと思っていましたが、恩を受けた全ての方々のために泳ぐことで、色んな事への恐怖心が無くなり水泳への見え方そのものが変わったのではないかと思いました。私は「勝利こそ全て」という世界に生きてきたので、勝たなければ意味がないと思っていましたが、長崎先生のお話を伺って、現在のキラキラ輝いている姿を見たら、負けても得るものはたくさんあるのだと感じました。
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最後に、人生で一番輝いている瞬間は「今!」と仰っており、これは今までもこれからも変わることはないそうで、現在の自分が一番輝くことで過去の自分の全てを肯定することが出来る。「過去があるから今がある」苦しいことも、悔しいことも、嬉しいことも、楽しいことも全てが「今」に繋がっている。「今」の自分を輝かせることが何よりも大切。そして自分を輝かせることが出来るのは自分しかいない。私も長崎先生のように堂々と胸を張って今が一番輝いていると言えるようにこれからの人生を歩んでいきたいと思います。

アスレティックトレーナー科2年 鈴木健太

広報室
湘南医療福祉専門学校