第6回 No Heart No Gain

2011年10月05日 13:23日

もう秋ですね!まだまだ暑い日が続いてはいるものの、陽気と陽の短さが秋を感じさせます。そして、毎年言っていますが「高校野球が終わると寂しくなります」。プロ野球やメジャーリーグもシーズン終盤に入っており、今年の野球シーズンももうすぐ終わりです。

No Heart No Gain#6_01.JPG

ということで、今回はテーマを無理矢理変えてしまい「私の好きな野球場」についてお話させていただきます。
トレーナーとはまったく関係無い話ですが、たまにはこんなのもアリかな?なんて勝手に思って勝手に進めます。

No Heart No Gain#6_02.JPG

私は幸いにも「トレーナー」という職業に就き、さらには自分の好きな野球を専門として過ごすことができました。
野球好きの私としては、仕事としてでも「勝ちたい!」という想いを胸に日々選手たちのために出来ることを精一杯させていただきました。

No Heart No Gain#6_03.JPG

ただ、そうは言ってもちょっとした息抜き的なことも必要だと思います。
そんな私のストレス解消であり仕事中に自分の時間を楽しむ方法として、行った先々の球場を観察したり練習時間帯を使ってキャッチボールなどで楽しむということを行ってきました。

No Heart No Gain#6_04.JPG

そうして数多くの野球場に足を踏み入れてきたのですが、今日はそんな経験を基に実際に行って好きになった球場や憧れていた球場などを紹介していきます。

No Heart No Gain#6_05.JPG

先ずは、憧れていた球場についてのご紹介です!

No Heart No Gain#6_06.JPG

私が子供の頃に(野球が好きになった頃)たまたま見たメジャーリーグの試合で、メジャーリーガーたちの凄さよりも球場の雰囲気に一発で虜になってしまったのがシカゴにある「リグリーフィールド」です。
シカゴカブスの本拠地で全体の雰囲気は「甲子園球場」に似ていますが、バックネットに映る風景が「レンガ作り」だったことにまず驚きました。

No Heart No Gain#6_07.JPG

内野から外野までも全てがレンガ作りで、外野のフェンスはフィールド内であるにもかかわらず蔦の葉で覆われています。
甲子園のように球場の外壁が蔦の葉で覆われているならわかりますが、ここはフィールド内です。こんな選手のことを考えていない、しかし球場の風景が美しいと思えた球場は他にはありませんでした。

No Heart No Gain#6_08.JPG

一度は行ってみたい球場の第一位(私個人のです)に輝き、そして実際に行ってからもさらにこの球場の魅力にとりつかれてしまった球場は他にはありません。
ドジャースでシカゴ遠征に行き、実際にこの球場に足を踏み入れ・・・憧れた球場の風景と雰囲気を楽しみながら選手たちとキャッチボールしたり、打撃練習で外野を守った時はずっと鳥肌が立っていました。
今でもこのリグリーフィールドが私の中のナンバーワン球場です。そして余談ですが、この球場のビジタークラブハウススタッフには「YOSHI」さんという日系人のおじいちゃんが働いていて、日本人の私に色々気遣っていただいたことも忘れられない想い出です。今はもう引退されてしまいましたが、彼がこの球場で何十年という間働いた功績を認められ球場内の通路には「YOSHI」さんのポスターがでっかく貼られています。

No Heart No Gain#6_09.JPG

もうひとつご紹介したいのは、ボストン・レッドソックスのホームグラウンドである「フェンウェイパーク」です。
この球場はメジャーリーグ最古の球場と言われ、もう99年もの歴史ある球場です。しかも変形型球場の代名詞的な存在でもあります。私が在籍していたロサンゼルス・ドジャースのホーム球場「ドジャースタジアム」は、左右対称の非常に美しい作りになっていました。
しかし、このフェンウェイパークはいわゆる長方形球場でホームから左翼までの距離が短くフェンスまで80mほどで、右翼までは長く100mほどという作りです。

No Heart No Gain#6_10.JPG

この距離の差を埋めるために、左翼のフェンスを高くして調整しているある意味無理矢理的な球場です。そしてこのレフト側のフェンスが高く右打者がレフトにホームランを打つのは難しいと思わせるよう「グリーンモンスター」という名前が付けられています。
しかし、実際はフェンスが高くても距離が短いので結構簡単にホームランが飛び出ているようです・・・

No Heart No Gain#6_11.JPG

まあこの球場もいわゆる甲子園的な球場ですね。リグリーフィールドのような感動はありませんでしたが、メジャー最古の球場ということとグリーンモンスターを見てみたいという想いがあったので足を踏み入れた時は嬉しかったです。
それとこのグリーンモンスターの部分には未だ手動のスコアボードがあり、このスコアボードを操作する裏側に入ると壁や柱のいたるところにここを訪れた選手たちや有名人のサインが書かれています。ということで、私も便乗して英語と日本語でサインしてきちゃいました。

No Heart No Gain#6_12.JPG

No Heart No Gain#6_13.JPG

アメリカメジャーリーグの球場には遊び心があり、ただ野球をプレーする・見るといった場所ではなく「野球場は遊び場だ」というコンセプトがうかがえます。だからスタジアムという呼び方よりもパークとかフィールドという呼び名が適切なのかもしれません。
「Take me out to the ball game」という歌があるように「私を球場に連れてって」という感じで遊びに行きたいという考え方がアメリカ流なのでしょうね。

No Heart No Gain#6_14.JPG

今回は、私個人が憧れていたり興味を持っていた球場についてお話させていただきました。
えっ?日本の球場が入っていない?・・・では、次回は日本の球場についての話にしましょうか!それではお楽しみに!

広報室
湘南医療福祉専門学校