第8回 No Heart No Gain

2011年11月24日 14:51日

世の中には、色々なスポーツがあります。どのスポーツであっても、人間が自らの精神と肉体を鍛え上げその結果を試すためにスポーツというルールに則ったステージで戦うことに変わりはありません。

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スポーツ選手は、自身の限界に常に挑戦しながら最終的に「試合で勝つ」ためにコンディションを整えていきます。我々トレーナーは、選手が試合で勝つためにできること全てをサポートする仕事です。

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それぞれの立場によって仕事は変わりますが、目指していることはひとつです!選手たちもトレーナーも、また全てのチームスタッフも「優勝すること」が最大の目標です。

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私自身、選手として野球に打ち込んでいた時もトレーナーになって選手たちのサポートにまわってからも「常に勝つ事、優勝すること」しか頭にありませんでした。
スポーツに携わる全ての選手、トレーナーが勝つために努力しているわけですからみんなが勝てるわけではありませんよね。

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でもこういった目標があるからこそきつく苦しい練習にも耐えられるし、精神的にも肉体的にも限界まで追い込まれても這い上がってくることができるのだと思います。
そう考えるとスポーツの試合を見る時に今までとは違う観点から見る事ができるのではないでしょうか。

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このプレーの裏側にはどんなドラマがあったのだろう?この試合にたどりつくまでにどんな出来事があったのだろう?・・・なんて、色々なことを考えながらスポーツの試合を見る事ができれば、目の前のプレーに一喜一憂するだけでなく奥深い部分からそのワンプレーを感じとることができると思います。

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トレーナーという職業に就いたのなら、もうただのファン目線ではいけないということです。結果だけでなく、その過程であったり根拠であったり・・・そしてその裏側まで見抜きながら仕事をしなくてはいけないと思います。

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そんな目線でスポーツを見る事ができるようになれば、よりスポーツが楽しく見れるしよりトレーナーという仕事が楽しくなるはずです。
トレーナーを目指す皆さん!スポーツの表側だけでなく裏側にも目を向けてみましょう!そうすれば目の前のダイナミックなプレーがさらにダイナミックに、そして感動的に見えると思いますよ。
だってその部分には自分も加わっているのですから!

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ところで、今年の前半に書かせていただいた「プロ野球の開幕ダッシュ」に関しての話ですが、皆さんの目にはどう映ったのでしょうか?
結果的にヤクルトスワローズは、終盤主力選手の離脱と経験不足から2位に落ちてしまいましたが、開幕ダッシュは成功させたとみて良いと思います。

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ジャイアンツは完全に開幕ダッシュに失敗し、お話した通りその遅れを取り戻すために色々と無理をして結果3位になりました。
大筋、私のお話した状況に近いことが起きたと言ってもいいですよね!(自分で言わないとわかってもらえないので!)

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ただ、ドラゴンズには参りました!「ごめんなさい」

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どちらかというと、開幕ダッシュ失敗の方ですが「オレ龍」こと落合監督の先読みの深さには脱帽です!
前半故障者が多くスタートはあまり良くなかったのですが、慌てることなく「これくらいの時期にはこの選手は戻ってくるから」「勝負はまだまだ先でしょう」と、慌てず騒がず!ちゃんとシーズンの後半に結果を出してきました。

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こんなことができるのは、自分のチームのスタイルと選手を本当に信頼しているからでしょうね。
いや、素晴らしかったです!それでも無理せず落ち着いて長いシーズンの戦い方を考えられているからこそ、開幕の遅れをちゃんと調整できたのだと思っています。

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まあ無理矢理ですが、私の話した「開幕ダッシュの持つ意味」に関することは間違いではなかったと改めて自信を深く持てるようになりました!それではまた!

広報室
湘南医療福祉専門学校