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湘南医療福祉専門学校

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深澤先生のブログ「東洋医学とスポーツ#17」

さあ夏です!暑くなってきましたね。「夏」「暑い」とくれば「熱くなる」夏の高校野球の季節です!

皆さんの母校はいかがですか?私の母校「相洋高校」は、残念ながら未だ甲子園出場の経験がありません。。。
諸先輩方々も我々も後輩たちも、それなりに甲子園を夢見て努力してきましたし、今も努力し続けていますが「遠い道のりのようです」

まあ強豪ひしめく神奈川県ですから、そう簡単には勝ち上がれないとは思いますが「諦めることもない」と思います。
ただし、勝ち上がるためには他校と同じ方法・努力では足りないことも事実です。

高校生の3年間しかないチャンスの中で、人一倍!いや何十倍も何百倍も努力しないと「夢はつかめない」と思います。
でもその努力の方法を工夫すれば、結果を出すことができるでしょう。

私がヤクルト在籍時に、野村克也監督から多くを学ばせていただきました。もちろん私は選手ではありませんから、野球の技術ではなく「物事の考え方」「取り組み方」「情報の得方」等々です。
そして「物事には必ず理由と根拠が存在する」ということ。 

これらのことを念頭に入れ、トレーナーという仕事に従事することが「自分にとって良い癖づけ」になっていると確信しています。
「考え方を変えれば行動が変わる」「行動が変われば結果が変わる」・・・私もそう思います。

私自身、東洋医学の世界に足を踏み入れてから医学的な知識や技術を常に学ぶ姿勢を崩さないよう心掛けてはいます。しかし、本当に知識や技術だけを身に付ければ良いのでしょうか?知識や技術は東洋医学に携わる上で大変重要な基礎です。
でも良く考えてみてください。我々が対応する患者様は人間であり、一人一人体格も性格も何もかも違う人たちです。

その人間を診させてもらっているのに、決まった知識や技術だけで対応できるとは思いません。
基本になる知識や技術を可能な限り万人に順応させていくために、我々も多くの変化を持って対応しなくてはならないのです。

そういう観点から物事を捉えると、より多くの努力が必要となります。我々施術者の努力は、他人に勝つための努力とは違います。
患者様のために、より多くの人に笑顔になってもらうためにする努力です。その目的のために人の何倍、何十倍、何百倍努力しなくてはならないのです。 

私の考えを皆さんに押し付けるつもりは毛頭ありません。
しかし、こんな考えもあるんだということ、こんな考えで多くの人たちに信頼していただけているということは、覚えておいて損はないと思います。

東洋医学においても、西洋医学においても、施術者や医師が偉いということはありません。ただ「人のために医の道に進むために重ねてきた努力」は、尊敬するに値します。
しかし、せっかく積んだ努力を自身の名誉や名声のために行動する人がいるならば、私はそういう考えを認めたくはないし許したくもありません。 

これから東洋医学に携わっていく皆さんには、この部分を十分に理解して正しい努力正しい行動をとれる術者になって欲しいと願います。そして、この世界に努力の終わりはないということも絶対に忘れないでください。 
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