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深澤英之トレーナーお悩み解決サロン #5

深澤英之トレーナーお悩み解決サロン #5

皆さん、暑い日々をどうお過ごしですか?私は、敢えて暑い中に飛び込み暑さに無理矢理順応しようとしています。株式会社ルートヴィガーの深澤です。まだ7月でも真夏のような日が続いていますが、夏の本番はこの8月からです!栄養補給・水分補給・睡眠をしっかりとり、暑い夏を乗り切っていきましょう!

さて、今回のQ&Aに移りたいと思います。
Q: 鍼治療が初めての患者様に対して、どのような説明をして始めたら良いですか?

A: 患者様自身が鍼治療の経験が有るか無いかということは、鍼治療を進めていく際にとても重要なポイントになります。私が取り組んでいることは「先ず自分自身が患者様の立場になって考える」ということです。初めて鍼治療を受けられる方の大半は「鍼治療は痛い」という先入観を持たれています。この「鍼治療は痛い」という先入観を無くすことが大切です。
なので、初めて受けられる方には目で見られないような環境(例えば背部からとか、目隠しをするとか)にして、鍼管だけを接地して痛みの感覚が出ないように取り組むことから始めています。
そして、その時に鍼治療は切皮の時にチクッとした痛みを感じることもあるし、刺入していくとズシンやズーンとするような痛みを感じることもあります。という説明も同時に行います。しかし、これは痛みではなく感覚的な反応なのです。ということも理解してもらいながら、とにかく鍼治療に対する恐怖心を無くすように心がけています。このような作業を入れることによって「鍼治療は思っていたより痛くないんだ」「鍼治療の感覚ってこんな感じなんだ」ということを体験してもらえると、患者様の鍼治療に対する恐怖心はほぼ消えて、あとはスムーズに治療に取り組むことができるのです。
これらは、鍼治療を行う際のテクニック的なことになりますが、事前の説明もとても重要です。説明は簡単明瞭に!鍼治療を行うことで、その後どのように変化するのか?鍼治療はどのような症状に有効かつ効果的なのか?これから行う鍼治療は、どのような方法で行うのか?(例えば、置鍼して時間をかけるのか?単刺を繰り返し短時間でアプローチするのか?など)そして、これは他の治療法でも同様ですが、治療後にどのような反応が出る可能性があるのか?というリスクマネジメントまで説明できれば完璧です。
鍼治療は恐怖心を持っている人に施術しても、効果を出すことはかなり難しくなります。いかに恐怖心を消すか?が最重要ポイントです!


Q: 患者様に鍼治療を勧める場合、どのような症状の時に勧めることが多いですか?

A: 私は、鍼治療はおおよそ万能な治療方法だと考えています。外傷・障害の急性期でも慢性的な症状でも、どちらでも対応できる能力を持っているのが鍼治療だと実感しています。
特に、私の場合はスポーツの現場での鍼治療を多く行ってきましたので、限られた時間の中でも対処できるしリカバリーの時間を存分に使って対応できることを経験してきました。
なので、症状というよりは環境や状況を考慮した上で鍼治療を勧めることが多かったです。

治療院などの現場では、捻挫や肉離れ、ぎっくり腰などの急性期にはほぼ鍼治療を勧めます。他にも行うべき治療もあるので、そこと並行しながらではありますが。また頑固で慢性的な痛みが起きている腰痛症や肩こりなどに対しても勧めることは多いです。慢性的な痛みに対しては、その原因を色々探る必要はありますが、筋肉の硬結があきらかな場合には弛緩させる目的で鍼治療を行うことが多いです。

まあとにかく、先述したように鍼治療はおおよそ万能なので、症状や状況・状態・環境等から判断して積極的に鍼治療に取り組んでみてはいかがでしょうか?ただ、この場合もQ1と同様に鍼治療を行うメリット・鍼治療の期待できる効果・リスクマネジメント等を明確にしてから取り組むべきです。


今回は、鍼治療に対するQ&Aとなりましたが、今回書かせていただいたことは鍼治療だけでなく、全ての治療・施術に対しても同様です。患者様が安心して施術を受けられるようにするためには、明確な事前の説明と実行中の説明、そして治療・施術後のこれからの可能性に対する説明をしっかり行う習慣を身に付けてください。これが徹底されていれば、術者と患者様の信頼関係が出来上がります。我々東洋医学の従事者にとって一番大切にしなくてはならないことが「信頼関係を築く」ということです。信頼関係ができていれば、どのような症状にも対応でき効果も期待できるようになります。そして、最後は患者様が笑顔になり元気になってくれるのです!

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