第9回 More than just vigor

2012年12月26日 09:39日

2011年3月11日、東日本大震災が起きてから1年8カ月が過ぎました。遅ればせながらですが、2012年11月16日(金)に我々の会社である「ルートヴィガー」の有志を募り(通常の業務もあるのでまずは総勢6名です)、岩手県大船渡市にボランティア活動をするために行ってきました。

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ボランティア活動に参加する意味を考えてみたところ・・・

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・先ず単純に同じ日本国民として、被災された方々に対して何かできる事をしたい。
・トレーナーという職種から考え、内容は違っても「人の痛みを知る(肉体的にも精神的にも)」ことで、これからの行動に役立つ経験値を得られる。
・いつもと違う仕事を手伝うことで、新たな発見が得られる。

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こんなところでしょうか。

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実際に現地に行ってみると、1年8カ月が過ぎたと言うのにまだ整備されていないところが多く残されていることにショックを受けました。
私たちは被災地から遠く離れたところで生活しています。その普段の生活の中では当たり前のように整備された環境の中で普通に生活し、時には整備されている環境に不満を抱くこともあります。

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自分たちがどれだけ幸せな環境に身を置く事ができているのか?考えたこともありませんでした。
しかし、被災者の皆さんが復興に向けて明るく元気に前向きに生活している姿を見た時に、自分自身が恥ずかしくもあり今までよりもっと人を想う心を純粋に持たなくてはいけないと痛感させられました。

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人は健康を損ねた時に「健康のありがたさ」を実感しますが、健康が続くとそのありがたさを忘れてしまいます。これと同じですね。

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こんな想いを胸に、たった数時間のお手伝いしかできませんがボランティア活動に参加してみました。
当初予定されていた内容は「漁師さんの仕事道具の手入れ」だったのですが、実際は漁師さんの仕事道具を保管しておく小屋の改装でした。
(我々にとって被災者のみなさんのお役に立てるのであればどんな仕事でも良いのですが)

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その理由を聞いてみると、震災後この大船渡周辺ではある程度の地盤沈下がおきているのか、震災以前からある堤防や漁師さんの事務所が立ち並ぶ波止場に満潮時海水が浸水してきてしまうようになったそうです。
そのため仕事道具を保管しておく小屋にも浸水が起こり、道具類が傷んでしまうので満潮時でも浸水が起きない高さに底上げしプレハブを可能な限り小さくしたいということでした。

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そんな慣れない作業でしたが、参加したスタッフ皆で悪戦苦闘しながらなんとかパイプの骨組みが完成しました!
このパイプの骨組みをさらに強化するためにロープを使って補強します。

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これが意外と難しく、何度も何度も漁師さんに教えを請いながら(結果ロープ補強はほとんど漁師さんにお願いしたのですが・・・)ようやく出来上がったという感じです!
我々トレーナーにとってロープの扱いや結び方など直接的な関わりは少ないとは思いますが、それでもここで得た知識と技術はこれからのトレーナー活動に大いに役立つことだと思います。

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「被災地の皆さんの役に立ちたい」という想いから行ったボランティア活動ですが、結果自分たちの役に立つ経験と体験ばかりだったような気がします・・・

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ボランティア活動が無事終了?し、帰り際に漁師さんたちからの「ありがとう」の言葉をいただき帰路につきました。
本当に役に立てたのか?は、わかりません。ただこの経験が自分たちにとってこれから大いに役立てられることは間違いないと思います。

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被災地の現状は、我々が思っている以上に深刻です。私たちにできることは少ないかもしれませんが、決してこの被災した事実を風化させてはいけないと思います。
皆さんも現地に行けなくても被災地の現状や被災者の方々を想う心だけは持ち続けて欲しいと願います。
そして一日も早い完全復興ができることを祈っています。

広報室
湘南医療福祉専門学校