第10回 More than just vigor

2013年01月08日 16:05日

皆さん!新年明けましておめでとうございます。
2013年の幕開けです!ということで・・・というわけではありませんが、新年一発目のネタも「野球」ネタで行きます。

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月日は流れ、日本プロ野球もメジャーリーグも2013年のシーズンに向けて選手たちは本腰を入れて活動を開始しています。
今年は第三回WBCも開催されるので、さらに選手たちの身体作りも例年より早めになっています。

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今回は「野球」ネタではありますが「チャレンジ」ということに焦点をあてて話を進めてみようと思います。
「チャレンジ」と言えば聞こえは良いのですが、なかなか踏み出せないでいることの方が多いのではないでしょうか?

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「チャレンジ」=「無茶」ではありません。自分の目標に向かって一歩一歩進んで行く中で、自信と経験を基にステップアップされていき次の目標に挑むことが「チャレンジ」だと私は認識しています。
大きな目標や夢があって、それを現実のものとするために今現在やらなくてはならないことに対し行動し吸収し身に付け目標や夢を達成する。

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次のステップに進むために、ひとつひとつの目標をクリアして行く。ヤクルト時代の野村克也監督からこんなことを教わりました。
「今まで出来なかったことが、出来るようになった」「今、出来ている事がさらに正確にスピーディーに出来るようになった」これが、自分自身の現状を把握して次に進むための簡単な基準だと・・・

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「チャレンジ」は皆同じレベルでは無いのです。個人個人、現状も能力も違うわけです。普通に出来ることをそのままやっていては前に進めません。
その都度自分の能力を高めるためにより高いレベルに挑んでいかなくてはならないのです。そうすることが本当の意味での「チャレンジ」だと思うし、達成できた時の喜びを倍増してくれるのだと思います。

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何でこんなことを言ったのか?というと、昨年のドラフト会議後「メジャー挑戦」を掲げていた花巻東高校の大谷選手が北海道日本ハムファイターズの説得により日本球界入りを決めたということがありました。
プロ野球からドラフト指名を受けそれを受け入れることに対しては、個人の考えや周囲の状況・環境があるので私がとやかく言う権利はありません。

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ただ、大谷選手の能力からみれば(実際に見たことはないので、あくまでもメディアを通しての情報分析のみです)メジャーリーグに「チャレンジ」できるだけの力を十分に兼ね備えていると思うので、最初に掲げた「メジャーリーグ挑戦」の目標を方向転換してしまったということが残念でなりません。
私はたった4年間ですが、メジャーリーグという現場で働き実際にメジャー選手たちマイナー選手たちを見てきました。そこで強く感じたことは「将来、日本選手でも能力があるならできるだけ早い段階でメジャーリーグという環境に足を踏み入れておくべきだ!」ということです。

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メジャーリーグには世界各国から「我こそは!」という若者が、メジャーのスーパースターになることを夢見て集まってきます。
まだまだ粗削りとはいえ「ボールを投げさせたらやたらと速い」「どんなに速いボールでも打たせたらホームラン」「守備でも捕るだけならどんなゴロでも捕れる」等々、こんな感じの18歳から23歳くらいの若者がたくさんいるわけです。

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総合的に見ればメジャーのスター選手にはほど遠くても、ひとつの能力だけみればスター選手をも凌ぐ力を持っています。
そしてその能力をさらに確実なものとしながら、トータル的にパフォーマンスを上げて行き最終的にはメジャーを代表する選手にのし上がってくるわけです。

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そういう環境の中に身を置いても遜色ない力を持っていれば、自分自身のスキルもレベルもどんどん高まって行きます。
またそういうレベルの高い環境の中から這い上がってくるのですから、肉体的だけでなく精神的にも強くなり皆から尊敬されるスーパーアスリートに育っていくものです。

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そんな環境に身を置ける能力を身に付けているであろう「大谷選手」の「チャレンジ」が方向転換してしまったことを本当に残念に思います。
日本球界に関わりのある皆さんやファンの方々には申し訳ないのですが、私はメジャー挑戦して欲しかったしそこで活躍できれば日本球界ももっともっとレベルが上がると思っています。
何より高卒でメジャー挑戦してスーパースターになれればファンの皆さんも喜べるはずですよね。

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私は、決して大谷選手の選択を批判しているわけではありません。ただ個々の高いレベルの集合体としてメジャーリーグが存在しているのですから、そこで判断すれば日本球界よりメジャーリーグの方がレベルが高いということは事実だと思います。
野球は団体競技ですからチームの勝利という観点からみれば組織力があり、個々の役割を正確に行うことができるチームが勝てるチームなのだと思います。

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だから過去二回のWBCで日本が優勝できたのでしょう。もちろん個々の能力が高いということが前提ではありますが、基準値に達してしれば後は物を言うのはチーム力です。
しかし、ただ勝つだけでなく球場に足を運んでくれたファンたちにレベルの高いパフォーマンスを見せ「さすがプロ!」と言わせるような試合やプレー・真剣勝負をするのがプロフェッショナルに課された使命です。
メジャーリーグの試合が面白いのは、こういったハイレベルな試合やプレーを見る事ができるからです。

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日本のプロも技術力や正確性で見れば本当に高いレベルだと実感しています。でもそこにダイナミックなプレーを加えるとまだまだメジャーに負けているかな?というのが私の感じるところです。
でもそんなダイナミックなプレーさえその環境に身を置き、身に付けていけば日本人選手だってメジャーのトップアスリートと同じレベルになれるのです。

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日本で実績をつけてからメジャー挑戦している選手たちでさえ、メジャーで何年かプレーすると日本でプレーしていた時以上のダイナミックなプレーを身に付けパフォーマンスできていますよね。
それがもっと早く若い時からそういう環境で己を磨いたら、もっともっとスーパープレーヤーになれると思いませんか?私は絶対になれると思います。

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だからこそ「チャレンジ」して欲しかった!

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野球選手として活躍したいなら「安定」や「保証」を先に考えてはいけないと思います。
「チャレンジ」できる資格を持っているなら死に物狂いで「チャレンジ」して、結果を出すことで「安定」と「保証」を手に入れるべきです。

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私自身の「チャレンジ」は、選手とは違いますが日本で身に付けたトレーナーとしての高い技術力がプロスポーツの本場「アメリカ・メジャーリーグ」でどこまで通用するか?必要とされるか?ということでした。
スポーツ医学の分野ではまだまだアメリカに遅れをとっています。しかし、その中で日本の技術力を試してみたかったのです。

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結果は「チャレンジ」して正解でした!日本の技術力を認めてもらうことができたし、必要とされました。
それが証拠に私が日本に帰国しなくてはならなくなった時にドジャース球団から「お前が帰るなら、他の日本人トレーナーを絶対に代わりに入れてから帰ってくれ」とお願いされました。
(現在も私の後釜として私以上に頑張ってくれているのが、元阪神タイガースのトレーナーだった谷一郎氏です)

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日本人はもっともっと積極的に「チャレンジ」して行くべきです。内に籠っていてはいけないと思います。
せっかく勤勉さと高い技術力・正確性を身に付けている国民なのですから、その能力をもっと世界に知らしめるべきです。
「良い素材の海外流出を防ぐ」なんて小さい考えは捨てて、どんどん世界に進出しその実績を日本に持ち帰った方が最終的に日本人全体のスキル・レベルが上がると思います!
偉そうなこと言いましたが、若い世代の人たちにはもっと日本人だという誇りと自信を持ってもらいたいと思います。
そして日本は製造技術だけでなくスポーツの分野でも世界のトップクラスだと認めさせるべきです!

広報室
湘南医療福祉専門学校