湘南医療福祉専門学校

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深澤先生のブログ「東洋医学とスポーツ#1」

新年度が始まりました。
湘南医療福祉専門学校「新入生の皆さん」ご入学おめでとうございます。
私が皆さんと関われるのは「スポーツ鍼灸」のスポットのみになってしまいますが、このブログを通して多くの学生さんと関われることを嬉しく思います。


さて新年度最初のテーマですが、表題として掲げたので「東洋医学とスポーツ」について考え、お話してみましょう。
私は鍼灸師・あん摩・マッサージ・指圧師のライセンスを取得しましたが、その目的はスポーツトレーナーになることであり、将来的にプロ野球チームのトレーナーになることでしたから、学校で学んでいた東洋医学を西洋医学的に解釈したりスポーツ的な視点で考えていました。



決して東洋医学を否定しているわけではありません。
単純にスポーツ外傷・障害を考えて対応するとなると西洋医学的な要素が必要だったからです。
そういう部分では東洋と西洋の融合という観点になるのだと思います。
(偉そうな話ですが、簡単に言えば両者の良いとこ取りです!)



スポーツのトレーナーを志していると、西洋かぶれ的になってきてしまいますが(こういう部分で勘違いしてしまう人が多いと思います)、ある時ふと思ったのが選手の施術をしている時に東洋医学で学んだ「陰陽五行説」を自然と考え施術にあたっている自分がいることに気付いたのです。



鍼灸治療にしてもマッサージ治療にしても、スポーツ外傷・障害に対してアプローチする方法は「東洋医学」だったのです。
もちろんチームドクターとの連携もとらなくてはなりませんから、ケガにたいする診断は西洋医学的であり画像診断なども参考にします。
手術にも立ち会ったり、リハビリテーションにも積極的に取り組まなくてはなりません。



しかし、自分自身が施術にあたる時やリハビリテーションやトレーニングに関わる時にも考え方の基本は「東洋医学」にあったのです。
スポーツ外傷・障害に対してもドクターの診断を参考にしながら「現在のケガの状態は陰なのか?陽なのか?」を常に考え、施術を行う時に「五行説」から考えたアプローチをしているのです。



経絡を考えて鍼治療を行ったり、実際マッサージ治療を行う時にでも経絡は常に意識しているのです。
スポーツマッサージの基本テクニックは筋肉に対するアプローチです。選手の体調や状態などを考え、疲労を起こしている筋肉を刺激して回復を促進できるようにしています。
それでも、筋肉を通してツボを刺激し方向を陰陽で考えて施術しています。
そう考えると、東洋医学の幅は相当広いのだと思います。そして何より東洋医学の良いところは、自分の肌で触れ自分の気持ちを選手に直接理解してもらえる立場にあるということなのではないでしょうか。
悪く言うわけではありませんが、西洋医学は対処療法であり悪い部分を取り除いてしまうのがベターという考え方ですよね。



東洋医学は、自身の持つ治癒能力を活性化させて身体に無理なく回復させようとする方法だと思います。
この回復能力を高めるサポートを我々は請け負っており、手で触れて気持ちを察して伝えることができるものなのです。



私自身、西洋医学は素晴らしい医学だと思っています。
しかし、自分の行っている東洋医学は人間味のあるより人を思った素敵な医学だと誇りを持っています。
このスポーツを通して行ってきた「東洋医学の施術」をこれからはスポーツ選手だけでなく、一般の方々にも幅広く伝えて行く事ができたら尚嬉しく思います。



私の所属している治療院「ルートヴィガー」では、この東洋医学の精神を基本に施術のテクニックだけでなく「人として」の心を強く持ち「苦しんでいる人たち」の支えになれることを最大のテーマとして活動しています。



皆さんもこれから学ぶ「東洋医学」は、自分の想いを伝えることができる素晴らしい医学だということを覚えて下さい!
自分にできることはたかが知れていますが、患者さんのために一生懸命手を触れながら想いを伝えることだけはできるのです。



そして難しいかも知れませんが「陰陽五行説」を考えてアプローチすることの楽しさも覚えてみて下さい。
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