湘南医療福祉専門学校

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深沢先生のブログ「Oriental Spirits #3」

スポーツの世界であっても無くても、我々東洋医学を学び、その知識と技術を駆使して施術を行う術者にとって、大切なこと重要なことはたくさんあります。

ここでは、知識や技術よりも優先されるべきことについてお話したいと思います。
皆さんが患者様やスポーツ選手・アスリートの施術にあたる際、どのようなことを考えてどのように施術を行いますか?

私がいつも注意していることは「相手を想う」と「気付き」です。

前回では、患者様への向き合い方として、問診・視診・触診の基本的な取り組む姿勢のお話をさせてもらいました。
もうすでに、そこからこの話も始まってはいるのです。

「気付き」=「観察力」です。

例えば、チーム内での仕事であれば選手たちと会った瞬間、治療院であれば患者様から電話を頂いた瞬間に、相手の声のトーンだったり話し方だったりで、今現在相手の体調や心理状態はどんな感じなのか?を、察することができます。

そして実際に自分の目で確かめて、話をしながら現状の体調を見抜いていくことが必要なのです。
この第一歩が重要であり、ここから全てが始まっていると言っても過言ではないでしょう。

先日、あるプロ野球選手が来院してくれた時の話です。
その選手が所属しているチームには、我々の会社で働いていたスタッフが3年前に入団し現在は一軍トレーナーとして活躍してくれています。 

私    「○○トレーナーは元気に仕事していますか?」 
A選手 「はい、○○トレーナーは今、選手たちに一番人気のトレーナーとして活動されていますよ。」 
私      「彼は気持ちの熱い男だから、何事にも一生懸命なんだよね。」
A選手 「○○トレーナーは、今までうちのチームにいなかった熱意あるトレーナーなんです。
         いつも選手たちのことを気にかけてくれて、声をかけてくれる。
         だから選手たちも皆、この人は俺たちのことをちゃんと見てくれているんだ。って感じているんですよ。」
私      「とっても大事なことだよね。」
A選手 「やっぱり、同じ診てもらうなら気にかけてくれている人に診てもらいたいじゃないですか。」
         「選手って身体が資本だし、その身体をこの人なら預けられるって思えないと信用して任せられないです。」 

こんなやりとりがありました。

私もこのA選手に同感です。私自身ヤクルトやドジャースに在籍していた時も、そして今も、常に相手を気にかけるという部分だけは意識して活動してきました。
それも上辺だけのものではなく本気で相手を想う、気にかけるということを忘れないと誓っています。

我々術者は、決して神様でも何でもありません。一人の人間として、苦しんでいる人、辛い思いを持っている人の助けになりたいという心を伝える仕事です。
だからこそ「相手を想う、気にかける」ということが重要なのです。

ありがちなのは「知識や技術を磨けば、どんな症状にも対応できるし結果が出せる。
それが信用になり多くの人の助けになる。」という術者がいます。

私は、この考えは間違っていると確信しています。知識や技術を磨くのはプロの術者として当たり前のことです。
この部分を前面に出してはいけないのです。それよりも、苦しんでいる人に対し本気で誠心誠意向き合う熱い気持ちが不可能を可能にするということが私の持論です。

何度も言います!我々術者に必要なスキルは「本気で相手を想う熱い気持」なのです。
人間として他人と接する温かい心無くして我々の仕事は成り立ちません。

皆さん!どうか、この気持ちを忘れずに東洋医学をしっかり学んで下さい!
大げさですが、東洋医学は「心で治す」のです。
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