湘南医療福祉専門学校

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深澤先生のブログ「夢に向かって#8」を更新しました!

2019年の秋は「スポーツの秋」と言わんばかりに、たくさんの競技で日本国民を酔いしれさせた感じがします。特にワールドカップ・ラグビーでは、日本代表が大健闘で初のベスト8進出という結果を残してくれました。

その裏側でも「バレーボール」「野球」「ゴルフ」「陸上」等多くの選手たちが、大暴れしてくれていて、その活躍ぶりは日本国民に多くの夢や希望を与えてくれたのではないか?と思っています。

そんな中で、米国メジャーリーグでは二年前にワールドチャンピオンに輝いた「ヒューストン・アストロズ」と、初優勝を狙う「ワシントン・ナショナルズ」がワールドシリーズを戦い、4勝3敗の接戦でワシントン・ナショナルズが初優勝を飾りました。

結果だけをみると「お互い良い勝負して、ナショナルズが勝ったんだね」という捉え方になります。しかし今回のワールドシリーズでは、なかなかの珍現象が起きていました。ワールドシリーズの初戦は、昨年のチャンピオンチームが所属するリーグのチームの本拠地から始まります。

つまりヒューストン・アストロズがホームでシリーズ初戦を迎えたわけです。通常ワールドシリーズは、7回戦制なので先に4勝したチームが優勝となります。そして日程はアストロズの本拠地で2試合、移動してナショナルズの本拠地で3試合、これで勝負がつかない場合はもう一度ヒューストンに戻りアストロズの本拠地で2試合行われます。

今年は4勝3敗だったので、このスケジュールがフルに使われたということになります。こういうことは良くあることですが、珍現象とは「ナショナルズが敵地ヒューストンで2勝」移動して「アストロズが敵地ワシントンで3勝」さらに移動して「ナショナルズが敵地ヒューストンで2勝」結果4勝3敗でナショナルズがワールドチャンピオンに輝きました。

もうおわかりですね!そう、どちらのチームも勝ったのは全て敵地なのです。完全アウェイの中でアウェイチームが全て勝って決着がついたのです。メジャーリーグでは各チームを地元の人たちが熱狂的に応援しています。わかりやすく言えば、30球団全てが地元の人たちに支えられているということであり、日本で言うなら阪神タイガースを応援する虎キチたちみたいな人たちがいるということです。

そんな中で勝つことは本当に大変なことです。ワールドシリーズにもなれば、どちらの地元民も自分の地元チームに勝って欲しいですから、応援もどんどんエキサイトしていきます。アウェイチームにはとことんブーイングが浴びせられます。そんなプレッシャーをも跳ね除け優勝を飾ったナショナルズには祝福とともに敬意を表します。まあ逆に言えば、地元のプレッシャーが強すぎて本拠地では活躍できなかったということも言えるかもしれません。

まあとにかく大変なことが起こったということです。今回のお話で私が言いたいことは、一度王手をかけられたナショナルズが、後がない状況から踏ん張り敵地で連勝して逆転優勝したということの背景にあることです。

優勝後の選手たちのコメントが、それを物語っていました。「窮地に追い込まれた状態でも選手たちスタッフたちは誰一人として諦めていなかった」・・・「最後には自分たちが必ず勝つと信じてプレーしていた」・・・このようなコメントが多く発せられていました。

彼らは誰も諦めることなく「チャンピオンになる」という夢を追い続けていたのだと思います。特にナショナルズは、今シーズンナショナルリーグ東地区ではアトランタブレーブスに次ぐ地区2位で、ワイルドカード争いに勝ってプレーオフに進出してきました。そしてデビジョンシリーズではナショナルリーグ西地区をダントツで制してきた我がロサンゼルス・ドジャースと対戦も、やはり王手をかけられながら逆転でリーグチャンピオンシップに駒を進め、セントルイス・カージナルスを一蹴してワールドシリーズに臨みました。

リーグ戦地区2位というところで、諦めていたら優勝はなかったでしょう。しかし例え地区2位でもワイルドカードでプレーオフにいけばチャンスは広がるというようなポジティブな思考が奇跡を起こしたのでしょう。「優勝」という夢を追いかけ、自分たちのやってきたことに自信を持って取り組んだ結果がワールドチャンピオンなのだと思います

我々の仕事に置き換えれば、自分の持っている夢に向かってどんな壁にも立ち向かい、成し遂げるために決して諦めない姿勢を貫き行動を続けていくことで夢は果たされるということです。例えどんな夢であろうとも絶対に諦めてはいけないのだということです。

直ぐに結果が出なくても、自分の夢に向かって諦めずに地道に一歩一歩進んで、努力を継続してください。そうすれば最後には笑顔になれますから!

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