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深澤先生ブログ「Vital energy fiow#5」を更新しました

深澤先生ブログ「Vital energy fiow#5」を更新しました

8月になりました。本来なら「夏の全国高校野球選手権大会」いわゆる「夏の甲子園」が開催される季節です。しかし、今年は春のセンバツに続き夏の大会まで開催されないという、前代未聞の状況になってしまったことが残念でなりません。


私が母校「相洋高校」との関りを持たせていただくようになって7年が過ぎ、実際に選手たちのコンディションを預かるようになって3年の中で一番良いチームになったと思えた今年のチームが昨年からの「東海大相模」に作った借りを返すことができずに終わってしまうのかと思うと悔しさでいっぱいです。


まあ私だけが悔しい思いをしているわけではなく、全国の高校野球に携わる監督や部長、コーチやスタッフの方々、父兄の皆さま、全ての選手たち、その誰もが悔しい思いをしているわけです。自分たちが理由の原因になる悔しさならまだ先を見ることができますが、このコロナウイルスに関してはどうすることもできないというところに悔しさが増してしまいます。

それでも「私たちにできることは無いのか?何ができるのか?」を追求していくしかないと考えています。今年度のブログのテーマである「流れ」というもので見る限り、今はまだまだ「悪い流れ」になっています。しかし「流れ」は、必ずどこかで変わります。そのどこか?を作り出すのが「行動」なのだと思います。


以前「野球の試合」を例えに流れを変える場面の話をさせていただきました。良い流れから悪い流れに変えるのは「ミス」という一瞬の出来事です。逆に悪い流れから良い流れに変えるのは「やるべきことを継続していく行動」です。良い流れから悪い流れに変わるのは「一瞬の出来事」ですが、悪い流れから良い流れに変えるのは「地道な努力の継続」で時間がかかるものなのです。


世の中で良く起こる事として「信頼・信用を築くには時間が必要だが、信頼・信用を無くすのは一瞬」だと言われています。まさに「流れ」も同様なのです。我々の東洋医学の世界でも同じで「患者様の信頼・信用を得るには、常に心を込めた思いやりのある施術を地道に繰り返していく」ことしかありません。良くなった、治ったという結果が出るまでに時間が必要だということと、その結果を出すまでの過程でどれだけ本気で相手を思いやった対応をし続けられるか?にかかっているからです。


結果だけにこだわっていると「物事の本質」が見えなくなります、結果ではなく「過程を大事に行動していく」と本質を見失うことはなく、最終的に良い結果に結び付きます。今の世の中で起きていることは、こういう状態なのではないでしょうか?日本政府の方針は「結果重視」であり、コロナウイルス抑制よりも経済活動での結果を欲しがっているようにしか見えません。


この状況を作り出した原因は、2020年に開催されるはずだった「東京オリンピック」において、日本経済を活発化させようという日本を裕福にする結果を求めていたことや、オリンピックに先駆けてさらに日本経済を向上させるために当時ウイルスが発生し始めていた中国人たちの春節を狙い一気に経済を上昇させる結果を求めて招いた結果です。

世界の動向を良く観察して、オリンピックや春節の本質から目を背けなければ、こんなに悪い状況にはならなかったでしょう。しかしどちらも「日本経済を上昇させる」という結果だけにこだわったから「一瞬のミス」で大打撃を受けることになってしまいました。日本経済を活性化して上昇させたいのであれば、そのために必要な小さい努力を継続していくべきだったのだと思います。


オリンピックのために新しく競技場を建設しなくても、元々の国立競技場はフィールドもピッチも素晴らしい競技場でした。春節の中国人を受け入れるために、ショッピングモールをやたら建設したりしなくても今まで賑わっていた百貨店やデパートを充実させれば、十分に経済貢献できたはずです。またウイルスが発生し始めている状況をしっかりと認知して対策をとれば、中国人たちがわざわざ入国しなくても、現代のインターネット技術を駆使すれば、動揺の経済効果を産んだはずです。


結果、ウイルスは世界に蔓延し春節での経済効果どころかオリンピックも開催できず、選手たちには難しいコンディション調整を余儀なくさせ、日本国民が多く愛する著名人の尊い命まで奪ってしまったのです。今も尚、結果重視の政策がとられ国民たちは経済も健康も脅かされています。


この悪い流れを一刻も早く改善するためには「今、一人一人がやらなくてはならないこと」を明確にさせ「その行動を地道に継続させる」ことしかありません。全国民が今の自分の健康状態を確認しその状態に基づいて何をどう行動するべきか?を認識させることが第一歩です。健康な人は感染しないための対策を明確に認識させて行動させなくてはなりません。そしてその人たちでできる限りの経済活動を行えば良いのです。


私は政治家ではありませんが、日本にとっても世界にとっても一番大事なことは健康状態を保つということだと思います。健康でなければ経済的にも何の生産性も産みません。だからこそ、政府の方々には私腹を肥やすことばかり考えず、先ずは国民の健康を維持させてその後に生み出される経済効果に期待して欲しいと切に願います。それが「悪い流れから良い流れに変える」唯一の方策ですから!そして、健康の部分で活躍していくのが我々東洋医学の従事者の役目です。我々がこの「悪い流れ」を変えていきましょう!


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