湘南医療福祉専門学校

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深澤先生ブログ「Vital Energy Flow#6」を更新しました

深澤先生ブログ「Vital Energy Flow#6」を更新しました

今年は「流れ」というものに着目して、このブログを進めさせていただいています。最初の頃にもお話させてもらっていますが、世の中には「流れ」というものが存在し良くも悪くもこの「流れ」を受けながら生活しています。


今現在の世の中では「新型コロナウイルス」が流れの主役であり、状況としては悪い流れです。しかし、この流れは「何かをきっかけ」にして変わっていきます。その「何か」というのが「特効薬の開発」や「ワクチンの開発」であったり「生活様式の変化」であったりするのではないでしょうか?

つまり人間が「やるべきこと」を徹底してできるようになることや「やらなくてはならないこと」ができるようになることであり、これは「地道な努力と継続」ということになるのだと思います。これらが徹底されて、確実に遂行されていくといつしか「流れ」は良い方向に進み始めます。


東洋医学の世界で人様に施術する時も同様であり、患者様に対してやるべき施術を確実に遂行していくことで改善されていきます。いきなり大きく変化するということは、ほぼ有り得ないことです。ここでも「やれる施術」「やるべき施術」を徹底して継続していくことが、大きな改善を生み出す原動力になるわけです。


そのために基本が大切であり、観察力や振り返りということが重要になってきます。「やれる施術」というのは、今現在の自分のスキルの問題です。現状のスキルが低かったとしてもそのスキルを精一杯駆使していければ何の問題もありません。今自分ができるベストの技術で必死に対処すれば、それはどんな技術にも劣りません。そしてそのできることで「やるべき施術」を遂行すれば良いのです。

これが施術において「良い流れ」に変える最善策です。そして、こういった経験をたくさん積みながらさらに進化していければ良いのです。「やれる施術」は、こうして増えていきます。「やれる施術」が増えれば「やるべき施術」の内容ももっともっと深みを増していきますから、これも結果的に「患者様のためになる」ということにつながります。

人間は誰もが悪い流れの時に「早く変えたい」と願います。流れが変わる瞬間は「一瞬」ですが、その「一瞬」を得るには時間が必要です。その時間というのが「一生懸命努力して、身に付けて遂行する」ということなのです。今の世の中はその流れを変えるために必要な時間を過ごしているところです。医療関係者や研究者たちは、必死になって特効薬の開発に勤しんでくれています。

我々は、それをただ待つのではなく「現状に見合った生活様式を実践していく」ということが求められています。薬の開発だけを待って、自分たちは今まで通り生活していくということでは絶対に良い流れには変わりません。我々が日常生活において「やるべきこと」を徹底していくことがとても重要なポイントになります。


うがい・手洗い・消毒・換気・人との距離をとる・マスク着用・咳エチケットなどのマナーを守る。というようなことを自然と徹底できていれば、これ以上の感染を増やさずにすみます。そして感染を抑え込んだ状況の中で薬剤が開発されれば、一気に鎮静化されていくのです。これが流れが変わる「一瞬」です。一日も早くこうなれるようにしたいところですが、どうしても時間がかかってしまいます。



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