湘南医療福祉専門学校

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深沢先生ブログ「しなやかに#7」を更新しました

深沢先生ブログ「しなやかに#7」を更新しました

2021年も10月を迎え、残すところあと3か月となりました。9月後半でも夏日のような暑さになったかと思えば、急激に冷え込んできて体調が崩れやすい天候になっています。そんな中でも相変わらず「新型コロナウイルス」は収束の目処すらたっていません。「我慢」が必要なことは理解していても、そろそろ限界に近づいているのかな?と思います。それでも私たち准医療従事者の立場から考えると、私たちが「我慢」を継続して世の中の人たちをリードしていかなくてはならないと思います。


そんな理由からということではないのですが、私たちの立場や役目という部分において、もう一度考え直さなくてはいけないということを経験しました。私たちの会社「ルートヴィガー」では、来院してくれる人たちを健康に、元気にしようという想いで活動をしています。人を元気にしていくことが私たちの立場であり役目なので、そのためには先ず自分たちが元気で活動的でなければいけません。


ルートヴィガーという会社・治療院・トレーニングジムを設立した時から「一人でも多くの人を元気にする」という理念のもと私たちスタッフが率先して元気を前面に押し出し活動を続けてきました。そして、おかげさまで15周年を迎えることができたわけですが、時代が進むにつれ「元気にする」という想いと同時に知識や技術の向上を図り身に付けることが「人を元気にする」ために必要なスキルだと思い込みはじめ、時代遅れかもしれませんが精神的に盛り上げるということよりハイレベルな技術の提供の方に力を注ぎすぎたのだと思います。

その結果起こったことは、15年通い続けてくれている方々から「ルートヴィガーも変わっちゃったね」「以前はもっと温かみがあって元気で、一生懸命対応してくれていたのにね」等と自分たちでは気づけなかった「本来の取組み」を思い出せという暖かい叱咤激励をいただいたのです。私自身常に人のことを想い、親身になって一生懸命取り組んでいくことを忘れてはいけないと毎日思い続けてきたのに、実際はその想いよりより良くするためのという思いから取り組んだ知識・技術の向上という要素の方が強くなってしまったのです。

私たちの仕事は、人のために汗水垂らして苦しみながら患者さんたちと一緒に歩んでいき、一緒に笑顔に元気になれるという仕事だと思います。もちろん、人を元気にするためにはより多くの知識を吸収しより高いレベルでの技術を身に付けていく必要があります。しかし、その根底は変えてはいけないことであり、どんなに自分の施術者としてのクオリティやレベルが上がっても慢心せず汗をかいて必死にひたむきに活動し続けなくてはいけないのです。

それが、私たちが存在する意味であり、そうすることで人と人との繋がりを強く広めていくことなのだと思います。人を元気にするということは知識・技術以上に精神的に引っ張っていくリーダーシップを持ち、発揮させていかなくてはならないのです。私自身がヤクルトスワローズに在籍していた時もロサンゼルスドジャースに在籍していた時も絶対に忘れず実践してきたことです。そしてルートヴィガー設立当初もこの思いと行動は、ずっと取り組んできたことです。

それでも人間いつの間にか忘れてしまうものなのですね。「やっているつもり」になっていたのでしょう。来院してくれる人たちが私たちに求めていることは「人として親身になって暖かく厳しく一緒に寄り添って欲しい」ということなのです。もちろん知識や技術を高めて施術により改善できるようなスキルも身に付けるべきことです。しかし、先述したように一番大事なことであり絶対に忘れてはいけないことが「人として一生懸命に行動する」ということなのです。


そんな私たちが、今の暗い世の中でやっていかなくてはならないことが「やるべきことを率先して取り組み多くの人たちを巻き込んで元気にしていく」ということなのだと思います。「新型コロナウイルス」を収束に向かわせるためにも、私たちが我慢を続けマスクをする、うがい手洗いを徹底する、蜜を避ける、換気をするなどの模範となり、免疫力を向上させるために必要な運動や栄養補給、睡眠を推奨し実践していける環境を作ることなのです。

そうして健康を促進して笑顔で元気に活動できる日常を作っていかなくてはならないと強く思っています。これらの活動を広げていくためにも、人のために一生懸命を貫いていかなくてはいけませんね。皆さんも卒業すれば立派な東洋医学の従事者であり、人を元気にしていかなくてはならないのです。人を元気にしていくには、精神論になってしまいますが、先ずは自分が率先して元気に活動することです。そしてこれは、自分の意志でできることですから絶対にやらなければならないことです。

技術の習得やパフォーマンス発揮は、意思や意識だけでは身に付きませんが、精神的に行動するということは自分が意識を持てばできることなので誰でもできることです。だからこそ、永遠に忘れず実行していって欲しいと思います。私たちは一時的に忘れてしまいましたが、現在もう一度強い意識を持って取り組み直しています。このような行動をとり始めただけでまた、患者さんたちの笑顔が戻ってきてくれています。これは絶対続けましょうね!皆さんも先ずは自分から、ということで始めてください。きっと周りの人たちが元気になって笑顔が増えてくると思いますよ!


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